&
フィーチャードスピーカーワークショップ
11月22日(木曜日)5:30 pm -7:30 pm
A: Critical thinking made easy: Practical activities for discussion and debate
Charles LeBeau
Sponsor: Language Solutions Inc.
近年日本の高校や大学において、世界的な社会問題のディスカッションやディベート、そしてその他のコンテントをベースとした課目が増々カリキュラムに盛り込まれて来ています。しかしながら、多くの学生達、そして先生達にとってディスカッションやディベートの基礎は未だになじみの薄いものです。この実用的なワークショップは、特にこのような課題の基礎知識を持たない方をサポートし、彼らの生徒のディスカッションとディベートのテクニックを向上させるべくデザインされています。ここでは、7つのディスカッション原理と7段階のディスカッションアクティビティの困難な点について確認します。それに加えてディベートの、議論の組み立て、議論の仕方、議論の崩し方のアクティビティを、ステップ・バイ・ステップのシリーズに分けます。このワークショップでは、またディスカッションとティベートのアクティビティを併用する方法を提案しています。
B: Practical techniques for teaching and researching figurative language in the language classroom
Jeannette Littlemore
Sponsor: David English House
比喩は、言語学習者に大きな挑戦を与えます。このワークショップでは、私は学習者による比喩の使用と、外国言語学習者に比喩を教える方法について考察します。私は言語の授業における比喩の研究へのいくつかの異なるアプローチ方法を調べ、評価し、そしてさらに進んだ研究を必要とする範囲について述べます。私は、参加者に研究技術のいくつかを利用することを可能にするために、いくつかの実践活動をこのワークショップ組み込み、そして、教育者や学生研究員によって有効に実施されやすい研究プロジェクトをいくつか提案します。我々は、教室を中心とした観察、内省、会話と「Think Aloud Techniques (考えたことを直ぐに発言する技法)」、 会話の分析、コーパスを使った学習などについて語ります。このワークショップの中で私は、言語授業の中での比喩の研究の実施に興味を持っている人達のために、いくつかの重要な情報源と重要な参照、出展を伝えます。
C: Shadowing plus: Stepping stones to fluency
John Wiltshier
Sponsor: Pearson Longman
シャドーイングは学習者を補助するための実用的な技法です。それは学習者がパートナーから言葉を「借りる」ことを助けます。流暢さへの近道なのです。このワークショップでは、私はシャドーイングの研究の簡単な要約や、去年のJALT2006で発表したシャドーイング技法の復習を提供します。また、要約と確認の加わったピア・シャドーイングを紹介します。そしてその技法を実演し、授業でシャドーイングをする日本人学生のビデオを紹介します。参加者は全ての技法を実際に行い、シャドーイングしやすい映画とTVの抜粋の短いリストを受け取り、多くの新たな考えを得ることになるでしょう。
11月25日(日曜日)3:30 pm - 5:30 pm
D: Mind maps for beginners
Miles Craven
Sponsor: Macmillan LanguageHouse
教育者として我々は、生徒たちの手助けが出来れば、と思っています。学習を手助けする、自信を持って旅行する手助けをする、キャリアを培う、友達を作る、世界市民として世界中の人々とコミュニケーションを図る手助けをするなどしてです。しかし、アジアで学ぶ生徒たちへのインタビュー結果をみると(この記事の元になるものですが)、生徒たちの視点から見た、まったく違う見解が露見してきます。それは語学学習全般における不平や不満です。我々教育者は、我々が本来思っている様に、彼らの手本になっているのでしょうか。それとも、生徒たちに学習の本当の意味を教えることが出来ないにもかかわらず、教育を生業にしている寄生虫なのでしょうか?
E: Putting extensive reading to work in your classroom
Richard Day
Sponsor: Oxford University Press
このワークショップでは、英語の多読学習法(以下“ER” = Extensive Reading)を紹介するとともに、参加者の方々には実際にグレイデッドリーダーズを使用したさまざまなERアクティビティに取り組んでいただく予定です。まずERアクティビティを2つほどご紹介した後、読書とは何か、どのようにして読み方を学ぶのかという点について考えていきます。次に、ERについての概要と、どのようにすればERを授業に生かすことができるかという点についてお話したいと思います。この後さまざまなアクティビティに実際に挑戦していただきますが、どれも実際の授業で活用できるものを選びました。最後に質疑応答の時間を設ける予定です。
F: Chicken soup for the ELT soul
Steve Gershon
Sponsor: Macmillan LanguageHouse
『こころのチキンスープ』は、ゴルファーから看護士にいたるまで、全ての人々の心を開き、慰め、元気づけるために書かれた本です。授業に計り知れない時間を費やし、完璧な教材を果てしなく探し続け、ストイックなまでに学生たちにペアを組ませようとしている謙虚な英語教師たちの場合はどうでしょうか。私たち教師に必要なのは、自分たちの英語教育の精神を認め、鼓舞し、正当化してくれる、一口サイズの消化に良いチキンスープなのです。このワークショップでは、著者が作った「英語教育のこころのチキンスープ」カレンダーから一週間分を提供します。
G: The dream and reality of classroom activities
Leo Jones
Sponsor: Cambridge University Press
ペアワークやグループワークは、ティーチングには欠かせない定評あるテクニックだが、学習者からの思わぬ抵抗にあうこともあり、いつもうまく行くとは限らない。このワークショップでは学習者が直面しがちな問題を取り上げ、学習者がペアワークやグループワークを楽しみ、その利点を最大限に生かすための方法を紹介する。
H: Racism in ESL and EFL: Constructing action plans
Ryuko Kubota
Sponsor: JALT Global Issues in Language Education SIG
第二外国語教育はプリントやAV資料を使い、個人間のコミュニケーションの中で、さまざまな民族化されたグループとの触れ合う空間を作り出します。民族化や民族主義は長らく第二外国語教育の分野の議論では扱われないトピックでしたが、最近の発表により学術的関心を集めるようになっています。このワークショップでは、私はこの重要なトピックに焦点をあて、以下三つのゴールを達成することを目指します。(1)人種、民族、文化、民族化、民族主義、また白人主義と日本人主義や、非ネイティブの発話者と民族との交差等の民族主義を含むキー・コンセプトの意味を探求すること(2)個人的な経験の反省と共有により、第二外国語を教えるにあたってどのように人種問題が明らかにされたかを気付くこと(3)(授業計画や、専門活動や、共同体の活動により人種差別に取り組む中で)民族主義に挑戦する具体的なアクション・プランを作ることです。
I: Using the fundamentals of learning to shape your teaching
Curtis Kelly and Chuck Sandy
Sponsor: Cengage Learning
脳に関する研究、科学技術の進歩、心理学における研究が日進月歩で進み、学習がどのようにして行われているかが明らかにされてきています。それに伴い広まった「脳の働きに合わせた教育」の考え方が、なぜ我々は従来のように言語そのものに着目したものでなく、どのように人が言語を学ぶかに着目した教育方法や教材の開発が必要なのか、に関する理解を提供しています。では、どのような言語教育の方法やアプローチが脳の働きに適しているのでしょうか。どのように学習の基礎が教育の基礎を形づくれるのか、そしてどのようにその教育の基礎が最高の教育方法と、効果的な教材に反映されるのでしょう。この参加型のワークショップでは、私達は概念を紹介し、理論とつなげるための実演をし、参加者を伝統的な言語教育の教材を再び考え再構築するように導くことで、教材が学習と教育の基礎に適するようにします。たくさんのプリントと参考文献リストが提供されます。
J: Why reading should be in oral communication classes
Rob Waring
Sponsor: Cengage Learning
このワークショップでは、オーラル・コミュニケーションの授業に多読学習法を導入するより大きな利益があるという考えを私は提案します。その利益のひとつは、学生が既に話すために構築されたものをもてることです。物語そのものが発言やディスカッションの骨組みを提供するのです。生徒は物語について質問をしたり答えたりすることができ、おそらく物語の疑問点を討論することさえできるでしょう。しかし、学力の劣る学生は、かなりのサポートやガイダンスを必要とするでしょう。私はまた、それぞれの学生が特定の、決められた役(ディスカッション・リーダー、オーガナイザー、カルチャー・コレクター)をディスカッションの中で演じるリーディング・サークルについても触れようと思います。
K: PEP Talk: Pedagogy, Experience, and Portfolio
Ken Wilson
Sponsor: Oxford University Press
PEPとは、Pedagogy(教授法)、Experience(経験)、Portfolio(ポートフォリオ)の略です。Pedagogyはティーチング初期段階に受けた研修やそこで学んだ教授法やアクティビティに関わるもの、Experienceは実際のクラスで教えることによって得られるもの、Portfolioはそのほかの機会に自分で集めた情報など、例えば同僚からの情報や、文献や学会などで得た情報で成り立つものです。学会で他の人の発表を聞いても、ティーチング初期段階に学んだ教授法を変えることはできませんし、皆さんが実際にクラスで教えた経験を変えることもできません。しかしながらこのセッションでは、私は皆さんのポートフォリオに新しいアイデアを少なくとも10個は加えさせていただきたいと思っています。どのアイデアも、レッスンで使用すればきっと楽しい授業だったと生徒の記憶に残るはずです。また、レッスンに加えてもこれまでのレッスン全体の方向性を変えることなくスムーズになじむことでしょう。
